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女性活躍推進法とは?

女性活躍推進法、知っていますか?

2016年4月施行後、2019年5月29日には改正案が成立し、6月に公布されました。
「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」として女性が社会で活躍しやすい環境をつくることを
目的とした法律であり「すべての女性が輝く社会づくり」を唱えるための要となっている。

女性活躍推進に積極的に取り組んでいる企業は、厚生労働大臣の認定「えるぼし認定」を受けられる。
さらに優良な実績を持つ事業主には「プラチナえるぼし」が認定される。

この認定を受けることで、企業にとって以下のメリットがある。

・企業のブランドアップにより採用希望者が増える。
・女性活躍のロールモデルがつくられることによって「女性が安心して働ける職場環境」が構築される。

えるぼし認定を受けた企業が増えれば、企業のみならず社会全体としても
「女性が輝く社会」に近づくことができる。

また、2022年4月1日、法改正により常時雇用労働者数が301人以上から届け出が義務だったものが、
101人以上に拡大される。10年間の時限立法にも関わらず、政府により都度見直されているだけあって
女性の活躍を重要視しなければならない法律なのだ。

※える「L」は、Lobor(労働)、Lady(女性)、Lead(手本)、Laudable(賞賛)などに由来。
ほし「星」は、3段階ある評価を三つ星で表している。

背景と政府が求める視点とメリット

女性活躍推進法がこれほど重要視される背景としては、以下が挙げられる。
・人口減少に伴う将来の人手不足や労働力不足の解消。
・出産・育児・介護を理由に時間的問題で働けない人や、非正規雇用者という
立場上の環境の整備不足の点から、能力を十分に発揮できない。
・グローバル化やダイバーシティへの対応

このような背景から政府は、以下の3つの視点を重要視している。

①男女ともに仕事と家庭を両立しながら能力を発揮できる
②男性も家事や育児に参画するのは当たり前
③女性のキャリアアップを邪魔しない

女性の活躍を基に社内制度を高めていくことで、グローバル化やダイバーシティにも
対応していけることがメリットとなる。

国内で女性活躍推進法を取り上げた企業事例

「平成30年度雇用均等基本調査」によると管理職(課長以上)の立場にある女性の割合は11.8%だった。
ある企業は、女性の管理職割合の目標を25%とし、管理職を目指さない理由が残業の多さだったことから
働き方を見直し残業を減らす工夫をした結果、えるぼし認定を受け、女性から管理職希望者が
増えたという。また女性社員が多いにも関わらず女性管理職の割合が少なかったある企業は、
リーダー育成研修の実施や、ライフイベントに合わせて多様な働き方ができるように制度を
導入するなどして、結果えるぼし認定を取得した。

海外の女性活躍事例

米国では、女性役員の配置を義務付けたり、男女の賃金格差を取り除くための法律制定、
メンタリングマンデーなども開催されている。北欧諸国では、出産後のほとんどの女性が
フルタイムで仕事復帰している。男性の育児休暇も当たり前で、フランスでは県議会議員が
男女同数になるよう、男女ペアで立候補しなければならないほどの徹底ぶり。
東南アジアで最も女性が働きたいと思う国のマレーシアでは、女性管理職の割合が35%と高く、
民族間の格差をなくそうと始まった政策の結果、男女格差も縮まり女性の活躍が大きく推進した。

日本の今後の課題

日本が女性の活躍に遅れをとっている理由として、仕事と育児の両立が難しいことが大きくあげられる。
また、産休育休などの制度が利用しづらい環境であることや、制度を利用することで
戦力外扱いされるなどの声があり、女性が安心して働ける環境ではない。
さらには、組織のロールモデルとなる人がおらず将来像を描きにくいという点もあげられる。
採用プロセスの面からしても、募集する管理職の条件に男性の履歴書条件が当てはまりやすい
ことがあげられる。女性の大卒比率が増える中で、男性と同じ職務経験を持つ女性は
多いことから能力を発揮できずにいる女性はきっと多いはず。

働き方改革が進む中で、男女関係なく働く場所や環境に格差があってはならない。
女性活躍を推進する上で、男性が育児休暇を取得したり、家事育児への参画がしやすい環境づくりも
大切だ。お互いに尊重し合い働き方改革を実践した企業では、社員のやる気が職場にみなぎり、
それは家庭環境にまで影響を及ぼし、お互いにフォローし合える余裕が生まれる。
好循環を生み出すためにもそれぞれの文化や価値観に寛容であることが重要だ。
また、自身がどのように働きたいのか、5年後どうありたいのか「キャリア」「ライフ」に分け
具体的なマイルストーンを作るなど、自己開示により自己認識を高めることもおすすめする。

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