美と健康

ストレスと肌の関係

精神的及び身体的ストレスは、肌状態に影響を与えると多くの女性が考えています。しかし、ストレスが肌状態に与える影響について、測定データを用いて検証した研究の多くはいまだにありません。ストレスによる肌状態の悪化は、忙しい現代女性にとって深刻な悩みの一つです。

心身にストレスを受けると血液中のコルチゾールが一時的に増加し、特に秋冬は夏に比べて増えることが知られています。また、ストレスや疲労を感じた際に肌内で発生する「コルチゾール」が、炎症や真皮・表皮の菲薄化を引き起こし、敏感肌状態をますます悪化させ、ハリのない肌状態になる可能性があると考えられます。つまり、ストレスの少ない女性ほど、肌のハリがあると言えます。今回ご紹介する研究結果からも、肌のハリが低下している女性は、ストレスホルモンとして知られるコルチゾール濃度が高いことが明らかとなりました。

ポーラ化成工業株式会社は、このコルチゾールが、ストレスがかかったときの肌の乾燥だけでなく、赤みやごわつきにも直接的に影響するのではないかと考え、コルチゾールが線維芽細胞に作用し、神経を刺激する成分の産生を促していることを新たに発見しました。ストレスを感じたときに肌の赤みやごわつきが起こりやすいのはこのためだと推察できます。

参考:ストレスで突然起きる肌の不調のメカニズム解明が前進 ポーラ化成工業株式会社 PRTIMES
詳細はこちらよりダウンロードの上、ご確認ください

培養表皮細胞にコルチゾールを添加すると、うるおいのもとであるフィラグリンが減少することがわかりました。これは、コルチゾールがストレスによるうるおい低下の一因であったことを示しています。

参考:ストレスが肌のうるおいを奪うメカニズムを解明 ポーラ化成工業株式会社

コルチゾールの影響について異なる年代の人の表皮細胞で確かめたところ、30代女性の細胞は、50代女性の細胞と比べてフィラグリンの減少量が大きいことがわかりました。さらに、真皮に存在しコラーゲンを生み出す線維芽細胞でも、同様の反応が起こっていました。線維芽細胞にコルチゾールを添加するとコラーゲンを生み出す量が減ってしまいます。その影響は30代女性の細胞で特に顕著だったのです。つまり、30代女性の肌は、ストレスの影響が肌に出やすいと考えられます。

また、株式会社サティス製薬の研究では、女性約300人のストレスとハリの関係を解析し、過剰なストレスがハリ低下に関与していることを見出しました。

参考:ストレスが肌のハリ低下に関与していることを明らかに 株式会社サティス製薬

10~70代の女性約300名を対象に、肌悩みの中で女性が高い関心を払っているハリと、精神的ストレス指標である唾液中のコルチゾールとの関係を解析しました。
実際に女性の肌の粘弾性(ハリ)と、ストレス指標であるコルチゾール量を測定し、これらの関係を解析。その結果、コルチゾール量の少ない女性では、肌の弾力が統計学的有意に高いことが示されました。

肌のハリを維持するには「ストレスのない生活も必要である」と考えている女性が、6割以上存在しており、多くの女性がストレスとハリに関連性を感じていると推測されます。

肌のハリを保つためには、従来のハリ対策やアンチエイジング対策だけでなく、ストレスケアが重要です。ストレスをコントロールすることにより、肌のハリや弾力などのエイジングケアへの対応が期待でき、ストレスを感じがちな現代人の肌を健やかに導くことができると期待されています。

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